おさかな通信 第 170 号 (平成30年11月14日発行)

 先日立冬を迎え、朝晩の冷え込みが強くなったと思えば、夏日を思わせる日差しや気温上昇で、上着を持ち歩くだけの日もあるなど、1日の寒暖差が大きくなりました。体調管理に気をつけたいところです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(10/12)閉鎖循環システムを用いてサツキマスの採卵に成功-海水養殖に適したマス
     類の育種が可能に-
・(10/31)平成30年度第1回対馬暖流系マアジ・さば類・いわし類長期漁海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち 
◆ お知らせ
・ 研究所一般公開開催のお知らせ
・技術交流セミナー開催のお知らせ
◆ 刊行物のお知らせ
◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報
◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 閉鎖循環システムを用いてサツキマスの採卵に成功-海水養殖に適したマス類の育種が可能に-
 海水飼育したサツキマスを淡水へ移行し、親魚まで育て、採卵することに成功しました。さらに、得られた受精卵から仔稚魚を飼育し、再び親まで育てる取り組みを開始しまし た。
 また、閉鎖循環システムを利用することで、飼育水の使用量を大幅に削減することが可能となり、海水から淡水への馴致作業が大幅に省力化されました。 この飼育システムは海水または淡水を豊富に利用できない場所でもサツキマスを親魚に育て採卵することが可能なので、養殖に適した品種の開発などの可能性が広がります。


◆ 平成30年度第1回対馬暖流系マアジ・さば類・いわし類長期漁海況予報
 今後(11月~3月)の見通しは、薩南海域における黒潮北縁域の位置は、全般的には「屋久島南付近」で変動する、東シナ海から九州・日本海西部沿岸域にかけての表層水温は、全般的には「平年並み~やや高め」で経過する、と予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 105 「アオリイカ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第105回は、"イカの王様"とも呼ばれる「アオリイカ」を紹介します。

 アオリイカは、ツツイカ目ヤリイカ科に属しているイカです。北海道南部以南の沿岸部、インド洋西部、紅海などに分布し、水深50m以浅の藻場や岩礁域に生息しています。

 丸みを帯びた胴の長さは40~45cm程度で、大きいものは50cm以上となります。重さは、大きいものでは6kg以上にもなります。胴の縁に渡って半円形のヒレ(エンペラ)を持ち、外見はコウイカに似ていますが、コウイカのような硬い甲(貝殻)ではなく、ケンサキイカなどと同じような薄く透明の軟甲になっています。雄は胴の背側に白く細長い斑点模様が散在していますが、雌は模様が不明瞭です。吸盤が並んだ10本の腕を持ち、そのうちの2本の長い触腕を自在に伸縮させて、エビ類や多種多様な魚を好んで捕食します。

 アオリイカという名の「障泥(あおり)」とは馬具の一種で、馬の両腹に垂れ提げる泥除けのことです。幅広いヒレの色や形がこの「障泥(あおり)」に似ていることから、アオリイカと呼ばれるようになったと言われています。

 アオリイカはイカ類の中でも大変美味とされ、「イカの王様」とも呼ばれます。肉厚な身は適度な弾力を持ち、旨味成分の一種であるグリシンの含有量が多く、非常に甘みがあるのが特徴です。刺身にすると透明な身が美しく、甘みと旨味を味わうことができます。生では刺身のほか、すし種、マリネ、漬け丼などで身の旨さを味わうことができます。このほか、醤油焼き、煮付け、揚げ物、一夜干し、イカ墨パスタなどでも美味しくいただけます。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。11月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 国際水産資源研究所一般公開
  ○日 時:平成30年11月17日(土)
  ○場 所:国際水産資源研究所清水庁舎(静岡県静岡市清水区)

◆ 技術交流セミナー開催のお知らせ
 平成30年11月20日(火)~22日(木)にアグリビジネス創出フェア2018が東京ビッグサイト(西1ホール)にて開催されます。
 水産研究・教育機構は、ブース展示と同時開催セミナーを通じて、最新の研究成果の一部をお伝えします。



【刊行物のお知らせ】
◆ 今号では、刊行物のお知らせはありません。


【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
  2018年11月、12月の写真は、「仲良く餌を食べるヤリイカ」です。



【採用情報】
水産研究・教育機構では、平成31年4月に採用予定の職員を募集しています。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 衣替えや暖房の準備などの冬支度は進んでいますでしょうか。先日冬物の衣類を整理していると「モノが多い…」と思った次第。整理をせねばと思い、断捨離を思い切って行ったら、場所も気持ちもスッキリしました。季節の変わり目を一つの区切りとして、皆様も断捨離を行ってみてはいかがでしょうか。
                              (担当:W)


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