おさかな通信 第 169 号 (平成30年10月10日発行)

 10月なのに真夏日になったりと、寒暖差が激しい日が続いております。今週後半は11月中旬並みに気温が下がるようですので、体調管理には気をつけたいところです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(09/27)ニホンウナギのレプトセファルス(仔魚)期間の長さは遺伝する
・(09/27)タイラギの人工受精方法の開発に成功
・(09/27)平成30年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報
・(10/05)平成30年度第3回日本海海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち 
◆ お知らせ
・ 研究所一般公開開催のお知らせ
◆ 刊行物のお知らせ
◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報
◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ ニホンウナギのレプトセファルス(仔魚)期間の長さは遺伝する
 ニホンウナギの仔魚期間の長さが遺伝することを実験的に明らかにしました。今後、飼育の難しい仔魚期間を短縮した品種を作出することで、ニホンウナギの人工種苗生産技術の早期実用化へ貢献することが期待されます。


◆ タイラギの人工受精方法の開発に成功
 タイラギの人工受精方法を世界で初めて開発し、得られた幼生が着底稚貝まで生育することを確認しました。今後、タイラギの増養殖に必要な種苗の安定供給に貢献することが期待されます。


◆ 平成30年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報
 今後(10月~12月)の見通しは、来遊量は、常磐~三陸海域では前年を下回り、津軽海峡~オホーツク海では前年並です。また、魚体の大きさは、根室海峡~オホーツク海、道東太平洋海域、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域は前年より大きい、と予測します。


◆ 平成30年度第3回日本海海況予報
 今後(10月中旬~12月)の見通しは、対馬暖流域の表面水温はやや高めで経過し、対馬暖流域の50m深水温は日本海北部及び西部ともに平年並みで経過する、と予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 104 「マゴチ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第104回は、薄造りが絶品の「マゴチ」を紹介します。

 マゴチは、カサゴ目コチ科に属する海水魚です。日本海側は山形県以南、太平洋側は宮城県以南に分布し、海岸から水深30mほどまでの砂泥底に生息します。普段は海底にべったりと腹をつけて身を潜め、エサであるエビ類やキスなどの底生魚、小さなタコやイカなどを捕食します。

 成魚で体長は50cm程度ですが、大きいものは70cmを超えるものもあります。体は縦扁(じゅうへん)と呼ばれる上から押しつぶされたように左右に平たい形をしています。なお、英語でコチ類は「Flathead/フラットヘッド」(平たい頭)と呼ばれます。口は大きく、丸みのある下顎が上顎より前に突き出ています。目は小さく、横向きについています。体色は、背側は濃い茶褐色で細かいまだら模様があります。腹側は白色です。海底の砂泥の色に合わせて体色をある程度変えることもでき、砂に潜ってしまえば海底と見分けがつかないほどです。

 マゴチをはじめとしたコチ科の魚類は、雌の方が雄よりも数が多く、かつ大型であることから、成長すると雄から雌に性転換する「雄性先熟型」と言われていましたが、耳石による年齢査定により、雌雄で成長差があり雄は高齢になっても大きくならないことが判明しています。

 マゴチはかつて、料亭などで扱う高級魚として珍重されていましたが、近年は鮮魚店などでも見かける機会が増えてきました。透明感のある白身は淡白でクセがなく、ほのかな甘味が特徴です。薄造りの刺身はフグにも匹敵すると言われ、テッサ(フグ)並み=「テッサナミ」と呼ばれる事もあります。また、身を冷たい氷水で締めた洗いは余分な脂が抜け、よりコチの味を堪能できます。このほかアラ汁、ムニエル、煮つけ、揚げ物、塩焼き、唐揚げなど、様々な料理で美味しくいただけます。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、研究所の一般公開を実施しています。10月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 日本海区水産研究所新潟庁舎一般公開
  ○日 時:平成30年10月13日(土)
    ○場 所:日本海区水産研究所新潟庁舎(新潟県新潟市)

 中央水産研究所横浜庁舎一般公開
  ○日 時:平成30年10月13日(土)
    ○場 所:中央水産研究所横浜庁舎(神奈川県横浜市金沢区)

 西海区水産研究所長崎庁舎一般公開
  ○日 時:平成30年10月21日(日)
  ○場 所:西海区水産研究所長崎庁舎(長崎県長崎市)


【刊行物のお知らせ】
◆ 「FRA NEWS」第56号を刊行しました
 今号の特集は、「水産資源評価の現状とこれから」です。当機構が日本周辺水域の重要魚種の資源の変動要因の解析などをどのように調査研究しているか、国際的に管理されている資源の状態をどのように見極めるか、などを紹介しています。

◆ 「おさかな瓦版」第85号を刊行しました
 水産研究・教育機構のニュースレター「おさかな瓦版」第85号を刊行しました。シリーズ「エビ・カニ」では、「アミメノコギリガザミ」をとりあげています。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2018年10月、11月の写真は、「西海区水産研究所奄美庁舎のクロマグロいけす」です。



【採用情報】
 水産研究・教育機構では、平成31年4月採用(船舶職員)を予定している職員を募集しています。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 実りの秋、スポーツの秋、芸術の秋など、「○○の秋」はさわやかなこの季節にこそ満喫できるものばかりですね。私は専ら食欲の秋ですが、体重を気にしつつ、楽しみたいと思います。皆様もそれぞれの「○○の秋」を満喫してください。
                              (担当:W)


【配信手続き】
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