おさかな通信 第 167 号 (平成30年08月08日発行)

 読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 先月は全国各地で記録的な猛暑が続きましたが、皆様のお住まいの地域はいかがでしたでしょうか。まだまだ厳しい暑さは続きそうですが、熱中症などには十分にお気をつけ下さい。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (07/17)養鰻業者による養殖試験のためのニホンウナギ人工種苗の無償配布の実施
     について
・ (07/20)平成30年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
・ (07/20)平成30年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報
・ (07/30)平成30年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
・ (07/31)平成30年度第3回東北海区海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち 
◆ お知らせ
・ 研究所一般公開開催のお知らせ
・ 第20回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展
◆ 刊行物のお知らせ
◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報
◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 養鰻業者による養殖試験のためのニホンウナギ人工種苗の無償配布の実施について
 当機構では、水産庁から委託を受け(「ウナギ種苗の商業化に向けた大量生産システムの実証事業」)、研究用として人工シラスウナギを生産しています。この人工シラスウナギの一部を、一般社団法人全日本持続的養鰻機構を介して民間の養鰻業者に無償で提供し、養殖試験を実施します。


◆ 平成30年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
 今後(8月~12月)の見通しは、今期の全体の来遊量は前年および近年平均を下回る、道央・道北では前年および近年平均を下回る、道南・津軽では前年並で近年平均を下回る、本州北部日本海および西部日本海では近年同様、漁場が形成されにくい、沖合域では前年および近年平均を下回る、漁場は北海道西沖で8月~11月、大和堆周辺海域で11月~12月に形成される、と予測します。


◆ 平成30年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報
 今後(8月~9月)の見通しは、来遊量は常磐~三陸海域は前年を下回る、津軽海峡~道東太平洋海域は前年並、魚体の大きさは道東太平洋海域は予測不可、津軽海峡~道南太平洋海域は前年より大きい、常磐~三陸海域は前年並、と予測します。


◆ 平成30年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
 今後(8月~12月)の見通しは、マイワシは前年並~上回る海域が多い、カタクチイワシは前年並~下回る海域が多い、ウルメイワシは海域によって異なるが、全体としては前年並、マアジは前年を下回る、マサバは前年並、ゴマサバは低調であった前年を上回る海域が多い、と予測します。


◆ 平成30年度第3回東北海区海況予報
 今後(8月~9月)の見通しは、近海の黒潮の北限位置は平年並みで推移する、親潮第1分枝の南限位置は平年並み~やや南偏で推移する、と予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 102 「ホシガレイ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第102回は、“幻の魚”と呼ばれる「ホシガレイ」を紹介します。

 ホシガレイは、カレイ目カレイ科に属する海水魚です。北海道から九州まで広い範囲に分布し、沿岸の砂底や泥底などに生息しています。肉食性で、魚、ゴカイなどの多毛類、エビやカニなどの甲殻類を好んで捕食します。

 体長は成魚で50cm程度ですが、大きいものは70cmにもなります。眼がある表側は茶褐色で荒いうろこに覆われています。裏側はやや黄色がかった白色で、小さな黒色で円上の斑点があります。また、背びれ、尻びれ、尾ひれにもこの黒い円状の斑点があり、これがホシガレイの特徴であり、名前の由来になっているとも言われています。ちなみに、本種とよく似た魚に「マツカワ」がありますが、「マツカワ」には背びれと尻びれに黒く太い帯があり、黒い円状の斑点が無いため、容易に区別ができます。

 ホシガレイは全国的に資源が減少しているため、“幻の魚”とも呼ばれます。その原因は,稚・仔魚の育成場として重要な藻場・干潟域が埋め立て等により減少したものと考えられています。当機構では県、大学等と共同で、低コストで大量飼育可能なホシガレイ種苗飼育技術を確立し、放流試験を実施するなど、ホシガレイの資源増殖に向けた取り組みを行っています。

 ホシガレイは、カレイ・ヒラメ類の中でも高価で取引される高級魚として扱われます。肉厚な白身は締まりがあり食感が良く、クセや臭みなどの雑味はありません。刺し身は特に人気があり、身をおろしてからの日持ちもよく、数日美味しく食べることができます。エンガワも歯ごたえが良く、脂が乗って美味です。また、塩焼きにすると、ふっくらとした身と皮目の旨みを味わえます。このほか煮魚、揚げ物、汁物の出汁、アラ料理などで美味しくいただけます。


【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。7月、8月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 東北区水産研究所塩釜庁舎一般公開
  ○日 時:平成30年9月22日(土)
  ○場 所:東北区水産研究所塩釜庁舎(宮城県塩釜市)

 中央水産研究所横須賀庁舎一般公開
  ○日 時:平成30年9月23日(日)
  ○場 所:中央水産研究所横須賀庁舎(神奈川県横須賀市)

◆ 第20回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーのお知らせ
 8月22日(水)~24日(金)に第20回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが東京ビッグサイト東5・6ホール(東京都江東区)にて開催されます。
 水産研究・教育機構は、ブース展示と同時開催セミナーを通じて、最新の研究成果の一部をお伝えします。

  セミナーB会場
   ・8月23日(木)16時15分~17時00分
    ~ギンザケに米を食わす~
   ・8月24日(金)12時00分~12時45分
    ~アサリを育てて増やす!~

 また、展示ブースでは、1.養殖ノリの利用拡大(海苔醤油を用いたスープの試食)、2.ヒスタミンセンサーの共同開発、3.まぐろの脂の乗りを船上で測定できる“小型近赤外分光計”、4.米中心飼料による純国産銀鮭養殖技術、5.アサリを育てて増やす、6.SH“U”Nプロジェクトなど様々な研究成果について紹介する予定です。

 日 時:8月22日(水)~24日(金) 10:00~17:00 ※ 最終日のみ16:00ま
     で
 場 所:東京ビッグサイト 東5.6ホール(東京都江東区有明)
 その他:入場無料、当日登録制



【刊行物のお知らせ】
◆ 今号では、刊行物のお知らせはありません。


【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2018年8月、9月の写真は、「カモメの盗賊団」です。



【採用情報】
 水産研究・教育機構では、平成31年4月採用(船舶職員)を予定している職員を募集しています。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 冒頭でも申し上げましたが、暑い日が続いております。筆者の住む横浜では、今夏は熱帯夜となることが多く、寝ている間の熱中症予防のためエアコンをつけっぱなしにすることがありますが、電気代が幾らになるのか、今から心配です…。
                              (担当:W)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等はこちらから手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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