おさかな通信 第 165 号 (平成30年06月13日発行)

 読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 これから梅雨のじめじめした季節になりますが、気持ちだけはさわやかにいきたいですね。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (05/09)深海底の緩やかな起伏が表層海流と海面水温前線を生む
・ (05/16)平成30年度日本海マアジ長期漁況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
 
◆ 刊行物のお知らせ
◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報
◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 深海底の緩やかな起伏が表層海流と海面水温前線を生む
 北海道沖合1,000kmに位置し黒潮を源とする海流(磯口ジェット)は、気候変動や水産 資源にとても重要です。深海底の緩やかな地形が、磯口ジェットのような表層海流を効果 的につくりだすメカニズムをこの度発見しました。同様の海底起伏は世界中に存在するた め、中高緯度の様々な海域への本メカニズムの適用が期待されます。


◆ 平成30年度日本海マアジ長期漁況予報
 今後(5月~9月)の来遊量の見通しは、西部(島根県から福井県)、中北部(石川県から新潟県)ともに前年(平成29年5月から9月)前年並みと予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 100 「ウグイ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第100回は、鮮やかな婚姻色(こんいんしょく)が特徴的な「ウグイ」を紹介します。

 ウグイは、コイ目コイ科に分類される淡水魚です。沖縄地方を除く日本各地に分布し、河川の上流部から下流部までと広い環境に生息します。ウグイには一生を淡水で終える淡水型と、河川で生まれた後に海に下る降海型があり、汽水域や内湾、外海の沿岸部にも生息しています。汚れた水に強く、さらには田沢湖や猪苗代湖など、他の魚では生きられないような酸性の水域でも生息することが可能で、環境への適応力が優れている魚です。

 成魚は30cm前後の大きさになりますが、なかには50cmに達するものもあります。体色は背側がこげ茶色で、側面から腹にかけては銀白色です。体側には1本の黒い横帯が走ります。雑食で水生昆虫、ミミズ、水に落ちた昆虫、藻、コケ、小さな魚、魚の卵など何でも捕食します。雑食で食欲旺盛なため、釣りの対象魚としても人気があります。

 産卵期の春から初夏になると、オス・メスともに婚姻色を身にまといます。鮮やかなオレンジ色の3本の線がくっきりと現れて、美しい魚体になります。また、頭部や背には、追星(おいぼし)と呼ばれる白点状の突起がたくさん現れます。

 ウグイは釣りの対象として親しまれていますが、食用にしている地域もあります。小骨が多く、川魚特有の苦み・泥臭さがありますが、塩焼きをはじめとしてさまざまな料理で食べられます。産卵期のウグイが一番美味とされ、塩焼きはふんわりとした身の甘味を味わえます。小さなものは丸ごと唐揚げにすると、小骨はさほど気にせずに食べることが出来ます。このほか、燻製、甘露煮、南蛮漬け、味噌煮、田楽などでも美味しくいただけます。なお、ウグイをはじめとした淡水魚は寄生虫による感染等の心配があるため、加熱調理する場合は生焼けとならないよう注意が必要です。



【刊行物のお知らせ】
◆ 「おさかな瓦版」第83号を刊行しました
 水産研究・教育機構のニュースレター「おさかな瓦版」第83号を刊行しました。シリーズ「エビ・カニ」では、「ズワイガニ」をとりあげています。


◆ 研究開発情報誌等を刊行しました
 各水産研究所では、研究活動、成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、研究開発情報誌等を刊行しています。

 国際水産資源研究所は「ななつの海から」第14号を刊行しました。「熱帯~亜熱帯海域から日本近海へのカツオの北上回遊」や「第二期北西太平洋鯨類捕獲調査海域における近年の海洋環境変動の特徴」などを掲載しています。

 瀬戸内海区水産研究所は「瀬戸内通信」第27号を刊行しました。今号では『アサリ特集』として、「アサリの生産量と栄養塩・餌料環境との関係」や「干潟のアサリと線虫類の関係」などを掲載しています。

 西海区水産研究所は「西海 (せいかい)」第23号を刊行しました。「仔稚魚の成長と生残過程を探る~マアジの耳石日輪解析~」や「海の科学講座in 九州~海に興味を持つきっかけをつくる~」などを掲載しています。


【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2018年6月、7月の写真は、「人工授精で生まれたトラフグの仔魚」です。



【採用情報】
 水産研究・教育機構では、平成31年4月採用(船舶職員)及び平成30年10月採用(研究開発職員、技術職員、教育職員)を予定している職員を募集しています。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 初夏から秋にかけては、台風などの影響で、大雨、洪水、暴風による自然災害が発生しやすい季節です。「注意報」や「警報」などの防災気象情報を有効に活用し、早め早めの防災行動をとることができるよう、日頃から心がけたいところです。
                                (担当:W)


【配信手続き】
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