おさかな通信 第 162 号 (平成30年03月14日発行)

 読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 春の陽気が訪れたかと思えば、冬の冷え込みに戻ったりと、天候が変わりやすいこの季節、体調管理には十分にお気を付け下さい。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (02/02)平成30年太平洋沿岸カツオ春漁予測
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち 
◆ 刊行物のお知らせ
 今号では、刊行物のお知らせはありません。
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成29年度第5回東北海区海況予報
 今後 (2月下旬~3月) の見通しは、近海の黒潮続流の北限位置はやや南偏から平年並みで推移、親潮第1分枝の張り出しはやや南偏で推移する、と予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 97 「ウツボ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第97回は、"海のギャング"と呼ばれる「ウツボ」を紹介します。

 ウツボは、ウナギ目ウツボ亜目ウツボ科の海水魚です。関東以南の琉球列島を除く日本各地に分布し、サンゴ礁、岩礁、消波ブロックなどに生息しています。昼間は岩陰やサンゴ礁の隙間などに潜んでいますが、夜になると海底近くを泳ぎ回ることもあります。体長は20センチから4メートルになる種類もありますが、多くは体長1メートル前後です。

 体は全体に細長い円筒形です。背びれ、尾びれ、尻びれはひとつに繋がり、腹びれと胸びれは退化してありません。口は大きく目の後方まで達し、顎は強力で鋭い歯が発達しています。大きい口や鋭い歯を持っていることから「海のギャング」と呼ばれてます。喉の奥には、飲み込んだ餌を食道に送るための第二の顎「咽頭顎(いんとうがく)」があります。また、ウツボは魚類では珍しく体表が湿っていると皮膚呼吸ができるため、30分ほどは水中でなくても活動が可能です。

 肉食でエビやカニなどの甲殻類、貝などの軟体類を捕食しますが、特にタコを好んで捕食するため、タコ類にとっては天敵の一つとされています。その一方で、ウツボの周りにはオトヒメエビ、アカシマシラヒゲエビ、ゴンズイの若魚、ホンソメワケベラなどの小動物が見られます。これらはウツボの皮膚表面や口の中の寄生虫を掃除しながら餌にしていて、ウツボはこれらの小動物を捕食することはまずありません。

 骨が強く、複雑に身に入り込んでいるため調理の処理は大変ですが、臭みがなく透き通るように美しい上品な白身で弾力があり、大変美味です。代表的な料理の一つに「ウツボのたたき」がありますが、高知県などでは、カツオ、清水サバと並んで、「土佐三大たたき」とされています。このほか、刺身、揚げ物、かば焼き、煮つけ、鍋料理などで美味しくいただけます。また、食用以外には、皮膚をなめして皮革として利用されることもあります。



【刊行物のお知らせ】
◆ 「おさかな瓦版」第82号を刊行しました
 水産研究・教育機構のニュースレター「おさかな瓦版」第82号を刊行しました。シリーズ「エビ・カニ」では、「トゲクリガニ」をとりあげています。


◆ 研究開発情報誌等を刊行しました
 各水産研究所では、研究活動、成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、研究開発情報誌等を刊行しています。

 東北区水産研究所は「東北水産研究レター」第40号を刊行しました。「若鷹丸による最先端観測機器を用いた漁場環境調査」や「若鷹丸トロール調査」などを掲載しています。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構の研究対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料で配布しています。
 2018年3月、4月の写真は、「人工生産したマダコ」です。



【採用情報】
 水産研究・教育機構では、平成30年4月に船舶職員の採用を予定しております。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 この冬、統計開始以来最多の患者数となったインフルエンザでしたが、皆さまの周りでは如何でしたでしょうか。落ち着いてきたかと思いきや、ここにきて「インフル花粉症」なる症状もあるようですので、引き続きご用心下さい。
                                   (担当:W)


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