おさかな通信 第 161 号 (平成30年2月14日発行)


 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 例年以上に強い寒波が続いています。また、インフルエンザが大流行していますので、手洗い・うがいを心がけ、予防したいものです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (02/02)平成30年太平洋沿岸カツオ春漁予測
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
◆ お知らせ
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成30年太平洋沿岸カツオ春漁予測
 水産研究・教育機構では、太平洋沿岸域でのカツオ春漁を対象とした来遊量予測の取り組みを開始しました。平成30年春季の太平洋沿岸域へのカツオ来遊量の水準は、昨年及び過去5年平均(平成24~28年)を上回る可能性が高いと予測します。



--> 【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 96 「ボラ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第96回は、珍味カラスミが有名な「ボラ」を紹介します。

 ボラは、ボラ目ボラ科に属している魚です。北海道以南の各地の沿岸に見られ、河川や湖沼の汽水から淡水域、沿岸の浅いところに生息しています。成魚は全長50cm程度ですが、大きいものは80cmにもなります。底に沈積または付着した微生物や珪藻類などを砂泥とともに食べます。水質汚染に強く、都市部の港湾や川などで見ることができます。

 体は細長く、断面は頭側が逆三角形の形をしています。背びれは体の中央付近とやや離れた後方とに2枚あり、胸びれは斜め上方を向いています。鱗は大きく硬いです。体色は背中側が青灰色で、体側から腹部は銀白色です。胸びれの基部は濃青色になっていて、体側には不明瞭な細い縦縞が数本あります。目は脂瞼(しけん)というレンズ状の器官で覆われていて、冬は特に脂瞼の周囲に脂肪がつき、白濁した状態になります。

 ボラは、成長するに従い呼び名が変わる「出世魚」で、関東ではハク→スバシリ→オボコ→イナ→ボラ→トドなどと呼ばれますが、地域によって呼び名は異なります。ちなみに、慣用句の「とどのつまり」は、ボラがこれ以上大きくならない「トド」が語源といわれています。

 ボラは身が臭いとの悪評がありますが、これは港湾など水質が良くない水域に生息するボラが、海底の泥を吸い込んで食べているためです。水質のきれいな場所に生息しているボラは非常に美味です。特に脂がのる冬は「寒ボラ」として好まれ、刺身や洗いをからし酢みそや生姜醤油などで食します。また、『幽門』という胃袋の出口の部位は「ボラのへそ」と呼ばれ、刺身や串焼きなどで食べると鶏の砂肝のようにコリコリとした歯ごたえがあり、珍味として人気があります。このほか、塩焼き、唐揚げ、煮付けや洋風料理としてフライ、ムニエル、バター焼きなど、さまざまな料理でおいしくいただけます。さらに、メスの卵巣を塩漬けし乾燥させたものが日本三大珍味のひとつ「カラスミ」で、味は少し塩味のある濃厚なチーズのようで、非常に高価で取引されています。

 詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 →水生生物情報データベース


【刊行物のお知らせ】
◆「FRAnews」第53号を刊行しました
 今号の特集は、「ノリの研究」です。重要な水産物であるノリについて、ノリ養殖を取りまく問題や、それを解決するために水産研究・教育機構が行っている研究開発の成果などを紹介します。


◆「おさかな瓦版」第81号を刊行しました
 水産研究・教育機構のニュースレター「おさかな瓦版」第81号を刊行しました。シリーズ「エビ・カニ」では、「ヒラツメカニ」をとりあげています。


◆ 「研究報告」 第46号を刊行しました
 水産研究・教育機構 「研究報告」 第46号を刊行しました。
 今号は、「ニトロアレーンの海産生物に及ぼす影響」、「北太平洋アカイカ釣り漁業における釣獲技術向上に関する研究」を掲載しています。



【お知らせ】
◆水産研究・教育機構第15回成果発表会の開催について
 水産研究・教育機構は、2月16日に「育つ 増える エビ・貝・タコ -海産無脊椎動物研究の魅力と未来-」をテーマに成果発表会を開催します。
 無料ですので、ぜひご参加下さい。

 ○日  時:平成30年2月16日(金) 13:30~17:20(12:30より受付開始)
 ○場  所:ヤクルトホール(港区東新橋1丁目1-19)
 ○講演内容:1.マダコの新たな育て方
       2.東日本大震災でエゾアワビはどうなった?
       3.メスの小型化はクルマエビ減少の要因か?
       4.アサリ資源増加に向けての取り組み
       5.変化に立ち向かうマガキ養殖
 ○その他:若干、席に余裕がありますので、当日、直接会場にお越しください。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構の研究対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料で配布しています。
 2018年2月、3月の写真は、「ソフトコーラルに身を潜めるクダゴンベ」です。



【採用情報】
 水産研究・教育機構では、平成30年4月に船舶職員の採用を予定しております。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 記録的な寒波の襲来で先月関東地方は大雪となりましたが、日本海側では現在も大雪となっているようです。積雪や凍結により路面状が悪い状態になりますので、足元や車の運転など十分にご注意ください。雪国育ちの私ですが、長年郷里を離れたせいか、先月の大雪には参りました…。                         
                                 (担当:W)


【配信手続き】
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また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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