おさかな通信 第 160 号 (平成30年1月10日発行)

 読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
 本年も、水産研究・教育機構並びにおさかな通信ともどもよろしくお願いいたします。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(12/20)平成29年度第4回東北海区海況予報
・(12/25)平成29年度第2回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
・(01/10)水産研究・教育機構第15回成果発表会の開催について
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ

◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報 ◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成29年度第4回東北海区海況予報
 今後 (平成29年12月~平成30年1月) の見通しは、近海の黒潮続流の北限位置は平年並みからやや南偏で推移する、親潮第1分枝の張り出しは平年並みからかなり南偏で推移する、と予測します


◆ 平成29年度第2回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
 今後 (1月~ 6月) の来遊量予測は、マイワシは豊後水道以西では前年を下回り、宿毛湾以東では前年を上回る海域が多い、カタクチイワシは前年を下回る海域が多い、ウルメイワシは海域によって異なるが、全体としては前年並、マアジは前年並~上回る海域が多い、マサバは、熊野灘以西では前年を上回る海域が多く、伊豆諸島以北では前年並、ゴマサバは前年並~下回る海域が多い、と予測します。


◆ 水産研究・教育機構第15回成果発表会の開催について
  水産研究・教育機構は、2月16日に「育つ 増える エビ・貝・タコ -海産無脊椎動物研
 究の魅力と未来-」をテーマに成果発表会を開催します。
  無料ですので、ぜひご参加下さい。

 ○日  時:平成30年2月16日(金) 13:30~17:20(12:30より受付開始)
 ○場  所:ヤクルトホール(港区東新橋1丁目1-19)
 ○講演内容:1.マダコの新たな育て方
       2.東日本大震災でエゾアワビはどうなった?
       3.メスの小型化はクルマエビ減少の要因か?
       4.アサリ資源減少への反撃
       5.変化に立ち向かうマガキ養殖
 ○そ の 他:できるだけ2月12日(月)までに事前登録をお願いいたします。




【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 95 「キアンコウ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第95回は、“あんきも”が有名な「キアンコウ」を紹介します。

 キアンコウは、アンコウ目アンコウ科に属する海水魚で、北海道以南の日本各地に広く分布しています。水深500mまでの砂底に棲んでいますが、冬になると水深20mほどの浅さまで上がって来ることもあるそうです。メスの方が成長が良く、大きいものでは1.5mほどに達しますが、オスは50cmほどで止まり、産卵期にはメスの餌になることもあります。

 体は平べったく、頭は著しく大きく幅広で、尾部は後ろに向かって細くなります。口は大きくさけていて、上下に鋭い歯が並んでいます。体の表面には鱗は無く、ブヨブヨした柔らかい皮におおわれています。体色は上面が茶褐色で、腹は白色です。

 頭の上に誘引突起と呼ばれる釣り竿のような長いとげがあり、その先にある白い皮片を餌のようにひらひらと動かして生き物をおびき寄せ、近くまで寄ってきたところで大きな口をがばっと開き、丸のみにします。小魚やイカ、タコ、エビなどを補食するほか、魚を追って海中を潜った海鳥を食べた記録もあるそうです。

 キアンコウをはじめとしたアンコウ類は体にぬめりがあり、またブヨブヨしていて切りにくいので、大きいものはまな板の上では捌かず、下顎にフックを掛けて吊るして捌く「吊るし切り」で調理します。「身、皮、肝、卵巣、胃、ひれ、えら」が「七つ道具」と呼ばれ、歯や骨以外はほとんど捨てるところがありません。この七つの部位や野菜を鍋に入れ、味噌や醤油仕立てで食べると美味しいです。また、肝を塩ゆでした「あんきも」は珍味として人気があり、こってりとした美味しさで「海のフォアグラ」とも呼ばれます。身、皮、胃袋などをゆで、肝と酢味噌などをあえて食べる「とも和え」も人気です。また、唐揚げや煮付け、洋食としてブイヤベースとして用いられるなど、さまざまな調理方法でおいしくいただけます。

詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
→水生生物情報データベース


【刊行物のお知らせ】

◆ 研究開発情報誌等を刊行しました
 各水産研究所では、研究活動、成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、研究開発情報誌等を刊行しています。

 北海道区水産研究所は「北の海から」第30号を刊行しました。「トドの行動を探る第一歩~生体捕獲の試み~」や「”生態学琵琶湖賞”受賞に寄せて」などを掲載しています。

 瀬戸内海区水産研究所は、「瀬戸内通信」第26号を刊行しました。今号では『アサリ特集』として、「広島湾のアサリ資源再生のための浮遊幼生調査」、「アサリの着底・生残とカゴ・被覆網保護の有効性」などを掲載しています。

 国際水産資源研究所は、「ななつの海から」第13号を刊行しました。「日本近海に来遊するカツオ主群とは?」や「地域漁業管理機関におけるMSE(管理戦略評価)の実施状況」などを掲載しています。


【お知らせ】 ◆ 第4回ブリ類養殖振興勉強会のお知らせ
 国内のブリ類養殖に取り組んでいる各機関の関係者間の情報・意見交換の場をつくり、国内のブリ養殖の振興に貢献することを目的として、第4回ブリ類養殖振興勉強会を開催いたします。
 ○日  時:平成30年2月16日(金) 13:30~17:20(12:30より受付開始)
 ○場  所:ヤクルトホール(港区東新橋1丁目1-19)
 ○講演内容:1.マダコの新たな育て方
       2.東日本大震災でエゾアワビはどうなった?
       3.メスの小型化はクルマエビ減少の要因か?
       4.アサリ資源減少への反撃
       5.変化に立ち向かうマガキ養殖
 ○そ の 他:できるだけ2月12日(月)までに事前登録をお願いいたします。


◆ 国立研究開発法人水産研究・教育機構理事長の公募(追加公募)について
 農林水産省は、平成29年12月14日(木曜日)まで公募を行っていました国立研究開発法人水産研究・教育機構理事長のポストについて、平成30年1月18日(木曜日)まで追加公募を行っています。


【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2018年1月、2月の写真は、「新天鷹丸進水式」です。



【採用情報について】
 水産研究・教育機構では、平成30年4月に研究開発職員、事務系職員、一般職員、船舶職員の採用を予定しております。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 1月17日は「防災とボランティアの日」です。平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を踏まえ閣議了解により設けられました。
 災害時のボランティア活動や個人でできる防災活動、災害への備えなどの認識を深めて、防災強化に努めてみてはいかがでしょうか。
                              (担当:W)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等はこちらから手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。


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