おさかな通信 第 159 号 (平成29年12月13日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 例年に比べ寒気が強いとニュースで耳にします。あわただしい年の瀬を迎えますが、風邪などひかれませんようご自愛ください。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(11/14)ブリ類のべこ病に有効な治療法を開発
・(11/22)平成29年度日本海さば類・マアジ・マイワシ・ブリ長期漁況予報
・(11/27)選抜交配により低魚粉飼料でも成長の良いニジマスを作出
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ

◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報 ◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ ブリ類のべこ病に有効な治療法を開発
 ブリ類の養殖種苗で多発しているべこ病の治療に有効な薬剤を明らかにしました。この成果により本病の治療法が実用化されれば、ブリ類の養殖生産における経済的被害の軽減に大きく貢献することが期待されます。


◆ 平成29年度日本海さば類・マアジ・マイワシ・ブリ長期漁況予報
 今後(11月~平成30年3月)の来遊量の見通しは、さば類(島根県~新潟県)は前年並み、マアジ(島根県~新潟県)は前年並、マイワシ(島根県~新潟県)は前年並み、ブリ(兵庫県~新潟県)は0歳魚は前年並、2歳以上魚は前年並と予想します。


◆ 選抜交配により低魚粉飼料でも成長の良いニジマスを作出
  低魚粉飼料で成長の良い個体を選抜交配したニジマスで、成長や飼料効率が改善できました。コストを抑えた低魚粉飼料によるニジマスの養殖が期待されます。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 94 「ムラサキイガイ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第94回は、洋食などで重宝される「ムラサキイガイ」を紹介します。

 ムラサキイガイは、イガイ目イガイ科に属する二枚貝です。国内では北海道から九州までの各地の沿岸に分布しています。ムラサキイガイは元々地中海原産の貝ですが、船舶の底に付着、あるいは船舶の重量調節等で用いられる「バラスト水」にムラサキイガイの幼生が混入するなどして世界中に分布を広げたといわれています。日本では、1932年(昭和7年)の神戸港での発見が文献に残る最古の記録で、1950年代までに各地へ分布が広がったと考えられています。

 足糸(そくし)と呼ばれる毛髪に似た丈夫な糸を、殻の隙間から何本も出して岩礁帯などに集団で付着し、海水中のプランクトンなどを食べています。足糸を自身で切って、少しずつ移動することもできます。また、船底や防波堤など人工物に好んで付着する性質があり、発電所や工場などの取水管に大量に付着して詰まらせることもあります。

 水滴のような形をした殻は薄くて軽く、殻長は通常5cm程度、大きいもので10cmになります。殻の外側の色は黒褐色から青褐色で、内側は青白色で真珠光沢を持つ部分があります。

 ムラサキイガイはムール貝と呼ばれ、一般的な食材として流通しています。貝毒を蓄積しやすいため、自生しているものを食べるのはとても危険です。毒は熱に強く、加熱調理では分解されません。日本では、市場流通しているものは検査体制が確立していますので、市販のものをご賞味下さい。

 ムラサキイガイは生食には向きません。加熱調理して食べるのが一般的ですが、熱を通しすぎると著しく身が縮んでしまうので、注意が必要です。ニンニクを効かせたオリーブ油と共にワイン蒸しで食するのが人気で、和風として酒蒸しにするのも美味。浜焼きのように殻ごと焼いて、殻が開いた後、酒や醤油、みりんなどの調味料をかけて食するのもまた美味です。また良い出汁が出ることから、ブイヤベースやパエリヤに用いられるなど、さまざまな調理方法でおいしくいただけます。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
→水生生物情報データベース


【刊行物のお知らせ】
◆ 「おさかな瓦版」第80号を刊行しました
 水産研究・教育機構のニュースレター「おさかな瓦版」第80号を刊行しました。シリーズ「エビ・カニ」では、「シャコ」をとりあげています。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2017年12月、2018年1月の写真は、「11mmで撮ってみました。休憩中のアオウミガメ」です。



【採用情報について】
 水産研究・教育機構では、平成30年4月に船舶職員の採用を予定しております。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 今年も残すところあと数週間となりました。思い残すこと、やり残したことはありませんでしょうか。私は大掃除やら年賀状やら色々と残っております。気がついたら新年…とならないよう気をつけたいと思います。
 今年もメールマガジンをご愛読下さり本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします                                  (担当:W)


【配信手続き】
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