おさかな通信 第 157 号 (平成29年10月11日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 季節はすっかり秋めき、朝夕めっきり涼しくなってきました。季節の変わり目でもあるこの時期は体調を崩しやすいので、体調管理には十分ご注意下さい


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(09/22)平成29年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報
・(09/26)海苔を原料とする麹-海藻麹-を初めて開発
・(10/03)「さかなと森の観察園」のオリジナルキャラクターが決定!
・(10/06)平成29年度第3回日本海海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・「環境報告書2017」を刊行
◆ お知らせ
・研究所一般公開開催のお知らせ(10月開催分)
◆ 今月の壁紙
◆ 採用情報 ◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成29年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報
 今後(10月~12月)の見通しは、道東太平洋~津軽海峡では前年を下回り、根室海峡~オホーツク海と常磐~三陸海域では前年並、魚体の大きさは、根室海峡~オホーツク海、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域は前年並み、道東太平洋海域は前年より大きいと予測します。


◆ 海苔を原料とする麹-海藻麹-を初めて開発
 海苔醤油の醸造期間を1/3に短縮できる海藻麹の製造に、世界で初めて成功しました。当機構が開発した海苔醤油は、穀物アレルゲンを含まず、機能性成分を豊富に含んでいます。海藻麹により、その特徴を保ったままでうま味がさらに増します。
 今後はコンブ類やアカモクなどの海藻を材料とした麹の開発など、海藻の有効利用が広がります。


◆ 「さかなと森の観察園」のオリジナルキャラクターが決定!
 当機構や広報展示施設により親しんで頂けるように、栃木県日光市の中禅寺湖畔にある中央水産研究所日光庁舎内の広報展示施設「さかなと森の観察園」のオリジナルキャラクター「イワじい、ヒメちゃん、ヤマメちゃん」を作成しました。
 今後、園内の看板や展示物の解説、ホームページなどで活躍する予定です。


◆ 平成29年度第3回日本海海況予報
 今後(10月中旬~12月)の見通しは、対馬暖流域の表面水温はやや高めで経過し、対馬暖流域の50m深水温は日本海北部及び西部ともに平年並みで経過すると予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 92 「キジハタ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第92回は、フグに勝るとも劣らないほど美味な「キジハタ」を紹介します。

 キジハタは、スズキ目ハタ科に属している海水魚です。青森県以南の日本沿岸、朝鮮半島南部、台湾および中国に分布し、潮通しの良い岩礁地帯に生息しています。エビやカニなどの甲殻類や小魚を好んで食べます。また、夜行性であり、日中は岩陰や洞窟に身を隠しています。

 体長は、30cm~40cmに達し、大きいものだと60cmに近い記録もあります。体色は赤みがかった褐色で、朱色や橙色の斑点が全身に見られます。背中の中央付近には黒っぽい大きな斑点が1つあります。尾ビレは厚みがあり、ヒレ先の角が丸みを帯びた形をしています。

 キジハタは「雌性先熟」という性質を持ち、幼魚の頃はオス、メス両方の特徴を持ち、最初はメスとして成熟します。体長が30~40cmに達する頃にメスからオスに性転換します。

 地域によって様々な名称で呼ばれ、関西周辺では「アコウ」と呼ばれます。なお、関東で呼ばれるアコウダイは全くの別物です。このほか、体色や紋様から「アズキアコウ」「アズキハタ」などと呼ばれるなど、呼び名は多岐にわたります。

 身はややピンク色をした白身で甘みと旨みがあり、人気の高い薄造りは「夏のフグ」とも称され、フグに勝るとも劣らないほどの美味と言われます。薄造りで残ったアラからは良質の出汁が出るため、鍋料理や味噌汁、お吸い物にも適します。加熱すると身がよりしっかりとなり、煮付けや蒸し物では抜群の味わいとなります。油との相性も良く、ムニエルや唐揚げ、フライにしても美味しいです。一匹丸ごと使って炊きあげる「アコウめし」も郷土料理として有名です。色々な料理に使え、残すところがないほど、さまざまな調理方法でおいしくいただけます。キジハタは高級魚として珍重され、料亭などに出回ります。一般の食卓に並ぶことはあまりないかもしれませんが、ぜひ味わってみたいものです。

詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
→水生生物情報データベース
→おさかな瓦版 No.24「キジハタ」


【刊行物のお知らせ】
◆ 「環境報告書2017」を刊行しました
 環境配慮促進法による記載要求事項及び環境報告ガイドライン(2007年)に準じ、自主的な記載項目を設定した水産研究・教育機構の環境報告書を作成して、ウェブサイトへ掲載しました。対象期間は2016年4月から2017年3月となっていますが、内容によって期間前後のものもあります。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。10月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 北海道区水産研究所 釧路庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年10月21日(土) 10:00~15:30
  ○場 所:北海道区水産研究所釧路庁舎(北海道釧路市)


 中央水産研究所 横浜庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年10月22日(日) 10:00~16:00
  ○場 所:中央水産研究所横浜庁舎(神奈川県横浜市金沢区)


 西海区水産研究所長崎庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年10月22日(日) 9:30~15:00
  ○場 所:西海区水産研究所長崎庁舎(長崎県長崎市)


 国際水産資源研究所清水庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年10月28日(土) 10:00~16:00
  ○場 所:国際水産資源研究所清水庁舎(静岡県静岡市)



【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。10月4日に「大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について-第3報-」を発信しています。
 第3報では、黄海における国際フェリー(韓国・仁川-中国・連雲港)による目視調査結果等を掲載しております。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2017年10月、11月の写真は、「黄昏のアカイカ釣り操業」です。



【採用情報について】
 水産研究・教育機構では、平成30年4月に船舶職員の採用を予定しております。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 昨日10月10日は「目の愛護デーです」。央盲人福祉協会が1931(昭和6)年に「視力保存デー」として制定し、戦後、厚生省(現在の厚生労働省)が「目の愛護デー」と改称されました。「10」という数字を横に倒すと、眉と目の形になることに由来しています。
 仕事上、常にパソコンを使うことと、スマホの依存で私は毎日目がショボショボですが皆さんはいかがでしょうか。デジタル化が進んだ現代では目にかかる負担は大きいと思われますので、この日を機会に目の健康について考えてみてはいかがでしょうか?                                  (担当:W)


【配信手続き】
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